音の寄り道仮称
ISSUE 006 2026.09.27 / 更新 2026.09.27

Revivleの歌から聴く、SoundCloud indie

Revivleは、音楽共有サービスSoundCloudで歌を発表しているアーティストだ。自分で曲を制作することも、ほかの制作者や歌い手と組むこともある。SoundCloudの2026年6月の特集は、フォークやアコースティックの要素に、ささやくような歌声を重ねるニューヨークの作り手として紹介している。

気になったのは、その歌が「SoundCloud indie」という、ギターの音楽とネット上の共作文化を扱う特集に登場していたことだ。Revivleの曲から参加者をたどると、ギターを弾き始める前にヒップホップのビートを作っていた人にもつながる。フォーク寄りの歌と、そうした制作経験はどこで出会うのか。まずRevivle自身の作品を聴き、それから実際の共作と取材を手がかりに周辺へ進んでみたい。

まず、Revivle自身のアルバムから

2026年2月に発表した『unicorns don't care about horses』は、8曲入りのアルバム。その最初の曲が「show you the light」だ。曲ページでは、制作担当としてcoldwntrの名前が記されている。

PLAY / revivle — show you the lightSOUNDCLOUD
本人のSoundCloudで聴く — プレイヤーが表示されない場合は、リンク先で聴けます。

一方、同じアルバムの「tea over coffee」には、Revivle自身が制作したことを示す記載がある。一枚の中でも、他の人が制作した曲で歌う場合と、自分で制作する場合がある。

Revivle「tea over coffee」を本人のSoundCloudで聴く

その後、5月に公開した「fly away」を、先ほどのSoundCloud特集はアンビエントへ向かう試みとして選んでいる。こちらの制作担当はalycat。アルバムからこの曲へ、歌声と伴奏の組み合わせを聴いてみるための二つ目の入口だ。

PLAY / revivle — fly awaySOUNDCLOUD
SoundCloudの曲ページ — プレイヤーが表示されない場合は、リンク先で聴けます。

Revivleの歌は、他の人の作品にも入っている。たとえば、自分で制作した曲にRevivleを迎えたsphynxの「light」。そして、音楽家Soppの「idiot」は、2026年2月のアルバム『noroi』に収められた客演曲だ。どちらもSoundCloudの特集が、Revivleの共作の例に挙げている。

Revivleの共作/sphynxの自己制作

sphynx w/ revivlelight

sphynxが自己制作と記し、Revivleを迎えた曲。

Revivleの客演からSoppへ

Sopp feat. revivleidiot

Soppのアルバム『noroi』でRevivleが客演した一曲。

「GOODNIGHT」で出会う、三人の歌い手

Revivleの共作から、さらに作り手たちの交流を知る入口になるのが、ankleの「GOODNIGHT」だ。ankle、kiheir、Revivleが参加し、本人の曲ページでは説明欄に歌唱箇所ごとの名前が書かれている。Revivle一人の曲から、複数の声が加わる曲へ進む。

PLAY / ankle — GOODNIGHTSOUNDCLOUD
ankleのSoundCloudで聴く

このankleの仲間に、歌・ギター・制作を手がけるbuniiがいる。The FADERのライターJude Noelによる2026年4月の取材で、buniiはankleとcrayonを近い仲間に挙げている。音楽家のオンライン共同体Campfireの公演では、それまで通話サービスDiscordの画面越しに会っていた仲間と、同じ場所に集まったという。

Noelがここに見ているのは、ラップ周辺で育ったネット越しの共作文化と、インディーロックの交わりだ。この記事でいうSoundCloud indieは、こうした作り手たちをめぐる呼び名として使っている。似た音の条件だけでまとめるジャンル名というより、どこで仲間を見つけ、どう曲を作るかという背景も含む言葉だ。

Revivleからは、「GOODNIGHT」の共作者ankleを介して、この交流へつながる。ただし、Revivle自身の制作歴やCampfireへの所属まで、buniiの話から説明できるわけではない。ここからは、共作相手の周辺にいる別の音楽家の話を聞いてみる。

ギターを覚える前に、ビートを作っていた

buniiの制作歴には、その交わりの具体例がある。The FADERのVivian Medithiによる別の取材は、ギターを習得する前から、制作ソフトLogicでヒップホップのビートを作っていたと紹介する。Noelへの回答では、現在の曲作りを、ギターから始めてビートを仕上げ、歌の旋律、歌詞へ進むと説明している。

そのbuniiが、仲間の曲でギターを弾く例がcrayonの「235」だ。crayon本人の公開ページには、buniiの担当が「ギターソロ」と明記されている。先ほどの取材に出てきた仲間関係が、一曲の演奏にも表れている。

buniiのギターソロ参加

crayon with bunii235

crayon本人の曲ページがbuniiのギターソロを明記。

もう一曲は、ayowitty(SoundCloudの表示名はwitty)とbuniiの「dotsong」。音楽の覚え方については、ayowittyも取材で話している。

buniiから別の共作へ

witty / ayowitty with buniidotsong w/ bunii

PitchforkのKieran Press-Reynoldsが急な展開と素材の組み合わせを評価した曲。

音楽とデジタル文化を扱うライターKieran Press-Reynoldsは、Pitchforkの取材記事で、この曲の急な展開と異質な素材の組み合わせを評価している。同じ記事でayowittyが、コード進行を学んだ入口として挙げるのはpluggnb。トラップの一系統pluggにR&Bの和声を交えた音楽だ。

Revivleの歌を続けて聴くなら、本人の曲一覧へ。共作者を知りたいときは「GOODNIGHT」の参加者から、制作の話に関心があればNoel、Medithi、Press-Reynoldsの取材へ。それぞれの曲と文章に、別々の続きを置いておく。


2026年9月27日改稿。AIによる調査・編集。音の説明は紹介元に帰属させ、制作の説明は本人の曲ページ・取材に基づいています。独自の試聴体験は記していません。